レシパーファイル vol.3 梶川能一さん「自己の世界観が認められる喜び 夢のため、世界で戦い続ける」

有言実行の人生夢はまだまだ続く

梶川能一

まさに「有言実行」の人生だ。絵描きであり続けるために、自分の弱さとたたかいつづけてきた梶川さん。これだけの作品を披露し、海外からも評価されても「まだ成功者じゃない」と貪欲さを見せる。
「パリで展覧会もしたいし、絵葉書を世界中のキオスクに置きたい、作品集も出したいですね」と、次なる夢を口にする。 独自に開発し、注目を浴びた“Yoshikazu技法”についても「10~15年後、書き残して公表したいですね」と話す。芯を大事に、節目節目で、自分を見つめ直してきた梶川さん。2015年3月で帰国 10 周年になる。「その節目で自分とたたかいにパリへ行こうかって思ってるんですよ」と笑う。
「機会をもらってきたからあげていくんだ」と新たな企画も行っている。若い世代へ向けて「本気だったらがんがんいけばいい、20代って許してもらえる時期ですから」と話す。
確かに梶川さんの 20 代はがんがん突き進んだ。そして今がある。内からあふれてくるエネルギーが伝わってきて、自分もなんだってチャレンジできそうだ、そんな風に思わせてくれる梶川さん。絵描きを志すなら、ぜひこの人と話し、この人の作品に触れてほしい、そんな風に感じるのは私だけじゃあないだろうと思った。

梶川能一

大阪にアトリエ「パルクール」を構え、国内外問わず作品を発表。独自に開発したアクリル絵画技法が注目されている。「色彩画」と言うべき作風。「立体画家」として新しいジャンルを確立している。アートとエンターテイメントの融合を考え、ライブペイントをはじめ舞台やショーへの出演も行っている。 2009 年大阪市城東区から世界へ向けての制作/発表の活動の拠点になる「 atelier Parkour (アトリエ パルクール)」(製作工房)を始動。 2014 年 Yoshika Zoo シリーズ本格的始動。 大阪より国内外問わず、作品をギャラリーから美術館/博物館、アートフェ アーやビエンナーレ等、幅広く発表しつづけている。

ページ:
1 2

3

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の著者

ゆうな春瀬編集・ライター

雑誌・広告などの編集&ライターです。インタビュー記事、お店・会社紹介記事などたくさん書かせてもらい、16年目になりました。ものづくり作家さんや素敵なお店をどんどん取材して、記事をアップしていきます♪

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Etsy塾 参加者募集
ページ上部へ戻る