- 2015-4-21
- インタビュー
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ライターはるちゃんのおすすめショップ~大阪AREA
ここでしか出会えない/ユニークな和紙アイテムがずらり
2014年12月、四天王寺にオープンした「和紙のお仕立て荘」。デザイナーとコラボした、ユニークな和紙の商品がずらりと並ぶが、単なる「和紙を使った雑貨ショップ」ではない。
昭和23年から続く和紙の卸会社、株式会社オオウエが倉庫を改装した空間で、一階がショップ兼ギャラリーになっている。和紙を使った商品のブランド「off」の便せんやお年玉袋、四天王寺柄のブックカバー、透かし和紙の貼り箱、和紙を使ったアクセサリーなど、思わず目を引くものがずらり。
2階はコミュニケーションスペースで、和紙関連の楽しいイベントや講座が開かれるそうだ。
1階であれこれ商品を見せてもらっていて、すぐに興味をひかれたのが和紙で作られたクッションカバーだ。てざわりもよく、おしゃれだ。
「これって、洗えるんですか?」実用性が気になり、思わず店長の大上さんに聞く。
「もちろん洗えるし、20年くらい大丈夫ですよ」とのこと。「20年、うーん、すごい!」と思わずうなってしまう。
もう一つ、気になったのが、外国人観光客が買っていったオリジナルノート。様々な表紙、和紙から好みのものをセレクトすると、店内の製本機でオリジナルノートを作ってくれるのだ。
「ギャラリー兼ショップのいいところは?」そう尋ねると楽しそうに答えてくれた。
「お客様の声が拾えるところですね。思ってもみなかったことを言ってくれます。そういった声から、企画提案につなげるんです」
店長であり、企画営業も兼ねている大上さんにとって、お客様の声は貴重なもの。
「〝こんなおもしろいもの作れるんですよ〟と提案して、和紙に付加価値をつけたいんです」と話してくれる。
ポチ袋ひとつにしても「たとえばデザイナーさんの指紋とかね、今のポチ袋にはない絵柄を使ってみたいですね」と話す。「和紙そのものが古くさいんじゃなくて、昔からのものが今の時代には古いのかもしれないですね」。そう話しながら、新商品や今後の展開をいきいきと語ってくれる。
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