- 2015-11-25
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ものづくりをビジネスに~~コーボックス
コワーキングスペースがどんどん増える中、ものづくり作家さんのためのコワーキングスペースがあるって知ってた? 大阪・天満橋に100㎡超えの広々としたスペースがあり、オーナーの本庄さんが穏やかな笑顔でむかえてくれる。
「趣味でものづくりをするのも楽しくていいものです。これがビジネスになれば、もっと楽しいのではと思っています」と本庄さん。ものづくりコワーキングスペース「コーボックス」をたちあげ、もうすぐ2年。目指しているのは〝ものづくりをビジネスにできる場所〟だ。
コーボックスには、レーザーカッターと3Dプリンターがあって、メンバーになれば15分単位で気軽に使うことができるのが魅力。わたくし、ライターはるちゃんもレーザーカッターでロゴ入りコースターや表札など、オフィスのグッズを作り、ものづくりを楽しんでいる一人だ。
「レーザーカッターは紙や革、コルク、アクリル、MDFを自在に切ったり彫刻したりできるんです。イラストレーターで作ったデータが使えるので、イラストレーターが使える方なら、かんたんにものづくりが楽しめますよ」
切り絵や、木の彫刻、革でタグを作ったり、オリジナルのスマホケースを販売したりと、いろんなものづくり作家さんが活用し、平日夜や休日は予約がぎっしり入ることも多いそうだ。紙を彫刻することもできるので、既成の紙箱をオリジナルに作り変えたり、名刺を作ったりする人もいるとか。
3Dプリンターはどんな風に活用できるんだろう? 聞いてみた。
「3Dプリンターを使うと〝あれば便利だな〟と思うものがすぐ手に入るんです。たとえば、iPhoneケースを飾るフックなんかもすぐにできました。思いついたパズルの試作品を作ったりもしましたね」
さすが〝ものづくり〟コワーキング。本庄さんは、スペースで必要になる備品を3Dプリンターで手作りしているのだ。
オリジナルフィギュアを出力したり、工業製品のサンプルを作ったりする人もいるそう。
「レーザーカッターも3Dプリンターも興味はあるけど、よくわからない」そんな人はまず見学がおすすめ。見学予約をして行くととても丁寧に説明してくれる。
やってきてサンプル品をみて「こんなものもできるんだ!」と驚く人がとっても多いそう。「次はこんなの作りに来ますね」と、次々と利用する人が増えてきているとか。
(↑↑ メンバーの出力作品)
つい、レーザーカッターなどに目がいきがちだが、「コーボックスが提供するのは機械だけじゃないんですよ」と本庄さん。
「いいものを作るには、いろんな知識や技術が必要になって、一人ではできないかもしれません。たとえば3Dプリンターを使うには3D CADの知識や技術が必要ですが、できなければ得意な人とコラボすればいい。いろんな人との出会いが助けになるのではないでしょうか」
コーボックスには、ものづくり作家さんだけでなく、サイトを作っている人、作家をサポートする立場の人、ライター、デザイナーなどいろんな職種の人が集う。
「いろいろな人と出会うことで、お互いに苦手なことを助けあってものづくりができると思っています。作品ができあがった後も販売方法やPR方法など助け合いが必要です。異なる知識や技術を持っている人同士が出会って、協力しあって、ものづくりをビジネスにしていく、そんな場所を目指しているんですよ」
出会いのチャンスを増やすために、交流会も開催しているそう。スペースはオフィス利用も住所登記もOKとのこと。
一度見学に行って、本庄さんと話してみたら、ものづくりの幅、活動の幅がぐっと広がるに違いない。
【DATA コーボックス/住所 大阪市中央区谷町1丁目3-5アンフィニィ天満橋3F/電話 06-6585-0064/定休日 日祝/アクセス 地下鉄谷町線天満橋駅3番出口よりすぐ/HP http://www.co-box.info/FBページ https://www.facebook.com/cobox.osaka/
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